AGA治療で脱毛?

薄毛を改善させるために始めるAGA治療。
でも、時として治療前より抜け毛が激しくなることがあります。
それが初期脱毛といわれる現象です。

 

高い治療費を払っているのに髪の毛が抜けてしまうなんて!と嘆きたくなるのは当然のこと。

 

実際に髪の毛がたくさん抜け始めたらかなり焦りますし、このまま治療を続けていいのかどうか迷いますよね。

 

そうならないために、初期脱毛はなぜ起こるのか、もし初期脱毛が起こったらどうしたらいいのか、そして初期脱毛の仕組みと対処法について解説します。

 

初期脱毛の原因を知ろう

髪の毛にヘアサイクルという周期があるのは、改めて説明しなくても大丈夫だと思いますが、軽く説明します。

 

新しい髪が生えて太く長く育っていく成長期、毛母細胞の分裂が減少して成長が止まる退行期、髪の毛が毛乳頭部と分離し脱毛が始まる休止期、というサイクルに沿って、髪の毛は生えたり抜けたりを繰り返しています。これがヘアサイクル(毛周期)。

 

そしてAGAになると、男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)の影響によって、このヘアサイクルが乱れていきます。

 

成長期や退行期が短くなり、だんだんと休止期が長引いて、さらに進行していくと、ずっと生えなくなるということも。

 

AGA治療は、このDHTの生成を抑えたり、毛根に元気を与えたりして、正常なヘアサイクルに戻すことを目指すものなのです。

 

AGA治療を始めると、いま生えている髪の毛の下で準備している次の髪の毛の素が、モリモリとパワーアップしていき、成長期に突入します。

 

すると、毛穴にとどまっていた休止期の弱った髪の毛は押し出され、抜け落ちてしまうのです。これが初期脱毛という現象です。

 

また、初期脱毛は起こる人と起こらない人がいて、AGA治療を受けている2割から3割の人に見られます。

 

休止期の髪の毛が多く残っていた人ほど起こりやすいのですが、これは治療の成果が出ている証拠です。

 

もちろん、初期脱毛を経験しないままAGAが改善されていく人も多いので、逆に「初期脱毛がない!」と心配する必要もありません。

 

初期脱毛の時期と期間

初期脱毛が始まるタイミングには個人差がありますが、だいたい治療を始めて2週間から4週間くらいのケースが多いようです。中には1週間後から始まったという人や、1ヶ月経ってから、という人もいます。

 

しかし、初期脱毛が始まる時期と治療効果はあまり関係はないので、特に気にすることはありません。

 

初期脱毛の期間ですが、これもやはり個人差があり、1〜2週間と短い人もいれば、3ヶ月近く抜け続けた、という人もいます。1ヶ月間前後というのが、大多数のようです。

 

ヘアサイクルの乱れ方や、休止期の髪の毛の量などによっても差が生まれます。

 

また、2回、3回と脱毛を繰り返し、その後徐々に髪の毛が増えていった、というケースもあります。こうなると、すでに「初期」とは言いづらいですが、原理は同じです。

 

そして一番心配な脱毛量ですが、平均すると200本から300本ほどで、通常の約2〜3倍の本数が抜けていきます。

 

これが1ヶ月続くと考えると、憂鬱になりますが、初期脱毛はある日ピタッと止まるという特徴がありますし、そのあとには発毛が控えていますので、あまり気にしないようにしてやり過ごしましょう。

 

初期脱毛で抜ける髪の毛とは?

初期脱毛は、AGA治療の順調さを物語る現象ということは分かっても、元気な髪の毛まで抜けてしまったら…と不安になりますよね。

 

でも安心してください。

 

成長期の髪の毛は、毛根部分が毛乳頭とピッタリ密着しているので簡単に抜け落ちることはありません。初期脱毛で抜ける毛は、乱れたヘアサイクルの影響を受けた元気のない休止期の髪の毛のみなのです。

 

休止期の髪の毛の根元は、すでに毛乳頭と離れてしまっているので、かろうじて毛穴に引っ掛かっている状態です。

 

ですから、AGA治療によって成長期が始まった新しい髪の毛に押し出されるとすぐに抜けてしまいますし、シャンプーやブラッシングの刺激でも簡単に抜け落ちてしまうのですね。

 

初期脱毛が起こりやすい治療法

初期脱毛は、治療によって乱れたヘアサイクルが正常に戻る過程で起こるものなので、発毛を促進させる効果の高い治療法ほど表れやすくなります。

 

単に頭皮に栄養を与えるというレベルの市販の育毛剤では、ほとんど見られないでしょう。

 

発毛剤と呼ばれているフィナステリドやミノキシジルなどの、AGA治療に使われる成分によって起こります。

 

フィナステリドは5α-リダクターゼを抑制して毛乳頭のはたらきを邪魔するDHTの生成をブロックし、ミノキシジルは血流をよくしながら毛乳頭や毛母体を活性化するため、それぞれ発毛する力を復活させて、本来のヘアサイクルを取り戻させる作用があります。

 

ミノキシジルには内服薬と外用薬がありますが、どちらも初期脱毛が起こる可能性があります。初期脱毛が起こったら、薬が効いていると考えられます。

 

もし初期脱毛をどうしても避けたい場合には、AGA専門クリニックの医師に相談しましょう。

 

こんな抜け毛は要注意!

初期脱毛は心配する必要のないものですが、あまりにも長引いたり、かゆみや痛みが伴ったりする場合には、注意が必要です。

 

頭皮にトラブルが起こっているのかも知れないので、そういった場合はすぐに医師の診察を受けてください。

 

また、体調不良や強いストレスによっても、脱毛が起こることがあるので、体調管理やストレスを貯め過ぎないことも大切です。

 

治療を続けよう!

初期脱毛を恐れる必要はないとわかっていても、いつもより大量の髪が抜け始めると、やはり心中は穏やかではありません。

 

実際に、僕も最初はさっと血の気が引きましたし、ショックのあまり治療を断念する人もいるという話も聞きます。

 

しかし、AGA治療薬を使ったことによって副作用が生じ、どうしても治療を断念せざるを得ない場合ならともかく、好転反応ともいえる初期脱毛でやめてしまうのは、非常にもったいないことです。

 

せっかくの改善の兆しなのですから、治療を中断せずに精神的につらいこの時期を乗り切りましょう。

 

挫折しないためにも、AGA治療はAGA専門クリニックに通うのが理想的です。

 

医師であれば脱毛の状態を専門的・客観的に見ることができるので、的確なアドバイスがもらえますし、万が一注意が必要な脱毛だった場合にも、すぐに対処することができるでしょう。

 

初期脱毛を乗り越えるために

初期脱毛中は、抜けていくストレスとともに、見た目も心配になりますよね。

 

細い毛が抜けていくとはいえ、一時的に以前より髪が薄くなる場合もあります。
そんなときは、新たな髪の毛が生えてくるまで帽子をかぶったり、髪型を工夫したりして乗り切りましょう。

 

帽子は、紫外線や乾燥から頭皮を守る効果もあるのでオススメです。
ただし、蒸れない素材のものを選び、長時間の着用は避けるようにしましょう。

 

そして、これから生えてくる髪の毛をさらに元気にするために、しっかり栄養と休息を取るようにしましょう。タバコや深酒はほどほどに。

 

もちろんいま生えている髪の毛も大事にし、ドライヤーやスタイリング剤の多用は避け、シャンプーの成分にも気を配り、清潔な状態を保つようにしてください。

 

初期脱毛はある日突然、しかもたくさんの髪の毛が抜けるため、驚かれる方も多いはず。

 

でも、勢いのある新しい髪の毛が、今まさに生えようとしているために起こっているので、むしろ喜ばしいサインなのですね。

 

ヘアサイクルが正常に戻るためのちょっとした変化が起こっているのだと前向きなイメージを抱きながら、明るく乗り切っていきましょう。

 

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