イソフラボンに育毛効果?

なにかと話題のイソフラボン。
大豆などのマメ科の植物に多く含まれているということから、なんだかヘルシーなイメージがありますよね。

 

身体にいいのなら、もちろん頭髪にだっていいのでは?と期待が高まるのも当然。
それに巷では、イソフラボンが薄毛に効果あり、という説が広く出回っていますよね。

 

よし、それなら今日からマメ三昧だ!といきたいところですが、果たしてそのウワサは本当なのでしょうか?
イソフラボンと薄毛の関係に、じっくり迫っていきましょう。

 

そもそも、イソフラボンとは?


イソフラボンは、ポリフェノールの分類のひとつであるフラボノイドの一種で、カテキンやアントシアニンといったサプリメントでおなじみの成分の仲間です。

 

ポリフェノールは、植物の渋味や苦味の成分で、優れた抗酸化作用があるため、美容業界でも大人気。

 

イソフラボンにも細胞を錆びさせる活性酸素をやっつけてくれる作用があるので、アンチエイジング効果もバッチリなのです。

 

しかし、ほかのポリフェノールと大きく違っている点がひとつあります。

 

それは、ホルモンバランスにも影響をおよぼすところ。

 

イソフラボンは、化学構造が女性ホルモンのエストロゲンと似ているので、同じような作用があるのです。

 

実際に、乳がんや前立腺がんなどのホルモンが関わる疾患に効果があり、大豆をよく食べる日本人はこれらの発生率が低いということで、世界中でイソフラボンの効果が注目されつつあります。

 

イソフラボンがDHTを減らす!?


イソフラボンになぜ薄毛に効果があるという説が流れているのでしょうか?

 

ホルモンに影響があるということで、単に男性ホルモンが関わるAGAと関連づけられたデマなのでしょうか?
実は、その根拠となりそうな実験結果が存在するのです。

 

2009年に28人のボランティア被験者を使った、大豆イソフラボンサプリメントの投与実験が日本で行われたのですが、なんと3ヶ月後には、被験者全員の血清中のDHT濃度が下がった、という結果が出ているのです。

 

DHTといえば、ご存知AGAの原因となるジヒドロテストステロンですよね。

 

ほかにも、2011年にアメリカで行われたラットを使った実験でも、イソフラボンの代謝物であるエクオールを投与したところ、やはりDHTの濃度が低下したとのこと。

 

これらの実験は、DHTが発症に関わるとされている前立腺がんの予防・治療を目的としたものではあるものの、DHTを減少させるのなら、これはもうイソフラボンはAGAに効果があるとみてもいいのでは?と思ってしまうのも無理はありません。

 

薄毛に効くの?効かないの?

こうした実験結果を見ると、いかにもイソフラボンが薄毛に効きそうですが、もう少し詳しく検証してみましょう。

 

2009年に日本で行われた実験では、3ヶ月間後には全員のDHT濃度が下がったということですが、ではどのくらい減ったのでしょうか?

 

被験者の血清中のDHT量は、実験開始時には平均して0.93ng/ml(ナノグラム・パー・ミリリットル)だったのが、3ヶ月後には0.75ng/mlで、0.18ng/mlの減少が見られたということです。
約19%減ですから、激減ではないものの、少なくない数値ではありますよね。

 

しかし、前立腺疾患の治療には期待できるとしても、AGAの予防・改善にどのくらい効果があるかは、微妙なところ。

 

というのも、AGAにはDHTの量だけでなく、毛根の細胞内にある男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)の、DHTに対する感受性も関わってくるので、DHTがちょっとくらい減っただけでは、AGAの進行をストップさせるには力不足といえるでしょう。

 

では、もっとたくさんイソフラボンを摂取すれば、さらなる効果が現れるのでは?と思ってしまいますが、内閣府の食品安全行政を行う機関である食品安全委員会は、大豆イソフラボンの1日摂取目安量の上限を70〜75mgとしています。

 

そして、実験中に被験者が与えられたイソフラボンの量は、1日60mgだったとのこと。
日常の食事からもイソフラボンは摂取しますので、これ以上増やすのは危険なのですね。

 

それにこの実験でも、わずかながら遊離テストステロンまでも減少したとのこと。

 

長期にわたって上限値を超えた摂取が続くと、男性ホルモンが減ってホルモンバランスが崩れ、さまざまな健康被害を招いてしまうことになるのです。

 

ほかにも、ある大学の研究チームによって、イソフラボンとカプサイシンを同時に摂取すると、IGF-1(インスリン様成長因子)が産生されやすくなり、発毛力がアップして薄毛に効果あり、という研究結果が発表されたことがあります。

 

これを受けて、イソフラボンとカプサイシンを組み合わせたサプリメントも発売されるなど、かなり話題になったのでご存知の方も多いですよね。

 

ところが、この説を発表した研究チームが論文を捏造していたことがその後明らかになり、今ではその効果にも疑いの目が向けられています。

 

こうなると、イソフラボンの薄毛改善説がますます怪しくなってきましたが、豆をよく食べるアジアの国々は、欧米諸国に比べて男性の薄毛率が低いのも事実。

 

薄毛率1位のチェコは42.79%で、2位スペイン、3位ドイツ、4位フランス、5位アメリカと40%前後で接戦が続きますが、日本は14位で26.05%。

 

とはいえ、これはもしかすると、豆とは関係なく、人種の特性によるのかもしれません。

 

しかし、日本人の食事が欧米化して大豆摂取量が減ってきた近年から、ジワジワと薄毛率が上がってきているのも事実。

 

ただし、それは高齢化による影響や、ストレスなどのせいとも考えられるワケで…

 

今のところ、イソフラボンが薄毛に効くかどうかは、ハッキリとした答えが出せないようですね。

 

摂りすぎは厳禁

単体で育毛効果があるとはいえないものの、イソフラボンは抗酸化作用がありますし、ホルモンバランスを整えてくれるすばらしい成分です。

 

健康もしっかりサポートしてくれるので、薄毛治療の味方になることは間違いありません。

 

副作用もありませんので(大豆アレルギー体質であれば別ですが)、適量であればいいことずくめです。
しかし、摂りすぎにだけは注意しましょう。

 

一般的な日本人の食生活を考えると、さまざまな場面で大豆製品を口にする機会が多いので、さらにサプリメントでプラスするとなると、過剰摂取の危険が生じてきます。

 

食品安全委員会による大豆イソフラボンの安全な1日摂取目安量の上限値は70〜75mgですが、これは食品として摂取する分と保健用食品による上乗せ摂取量(上限値30mg/日)も含んでの数値なので、気をつけましょう。

 

ちなみに、これらの数値は「大豆イソフラボンアグリコン」に換算されています。

 

大豆イソフラボンアグリコンとは、大豆イソフラボンが腸内細菌によって変化したあとの成分です。
大豆イソフラボンは、大豆イソフラボンアグリコンになってからではないと、腸壁から吸収されていかないのです。

 

この変化が起こると分子量が減少するのですが、その際の分子量の比は、大豆イソフラボンが1だった場合、大豆イソフラボンアグリコンは0.625、という換算方法が用いられています。
つまり、大豆イソフラボンが100mg入った食品では、大豆イソフラボンアグリコンは62.5mgと換算されます。

 

サプリメントに記載されている成分表は、大豆イソフラボンアグリコンで表記されているものが多いのですが、大豆イソフラボン表記のものもあるので、よく取り扱い説明書を確かめてから摂取しましょう。

 

男性がイソフラボンを摂りすぎると、筋力の低下や性機能の低下、精子の数の減少などを招いてしまいます。

 

また、中国で本当にあった極端な例では、ある男性が豆乳を大量に飲む生活を続けていたら、バストがCカップほどまでふくらんだということも!

 

一時的に摂りすぎる分にはそれほど心配することはありませんが、女性ホルモンをプラスするのと同じことになるのですから、長期におよぶと身体が女性化してしまうこともあるのですね。

 

適量を知ろう

イソフラボンの上限値が70〜75mgといわれても、食品にするとどのくらいなのかわかりませんよね。

 

大豆の種類や加工方法によって、イソフラボンの含有量は違ってきますし。

 

そこで、主な大豆加工製品100g分にどのくらいの大豆イソフラボンアグリコンが含まれているのか、おおよその値をみていきましょう。

  • 豆腐…20.3mg
  • 納豆…73.5mg
  • 豆乳…24.8mg
  • きなこ…266.2mg
  • 煮大豆…72.1mg

1日の上限摂取量70〜75mg分に換算すると、

  • 豆腐1丁(300g)…60.9mg
  • 納豆2パック(1パック50g)…73.5mg
  • 豆乳2パック半(1パック200g)…74mg
  • きなこ大さじ4杯(1杯6g)…64mg
  • 煮大豆小鉢1杯(100g)…72.1mg

となります。

 

豆腐を1丁食べると、もうその日はそれで充分、というように覚えておくといいでしょう。
こうしてみると、意外にすぐに上限摂取量に達してしまいそうですね。

 

これらの数値は、食品安全委員会のホームページに記載されているデータを参考にしています。
製品によっても大豆イソフラボンアグリコンの含有量は異なりますので、目安としてみてください。

 

健やかなマメライフを

イソフラボンは、育毛の特効薬ではありません。
そのため、過度な期待は禁物ですが、不足すると薄毛リスクを高める可能性があるので、適度に摂取していきたい成分です。

 

繰り返しになりますが、摂りすぎはいけません。

 

さまざまな栄養素をバランスよく摂取するにはサプリメントが有効ですが、イソフラボンに関しては、サプリメントに頼らず豆類を食べる機会を増やすことをおすすめします。

 

豆腐や豆乳を上手に食生活に取り入れれば、量的に充分ですし、過剰摂取の危険性もサプリメントよりは低いでしょう。

 

それに、大豆加工食品は髪の毛に重要な栄養素であるたんぱく質を豊富に含んでいるので、一石二鳥です。

 

ぜひとも豆をマメに食べて、育毛に役立てていきましょう!

 

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